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イロメン ―十人十色― 傑作選

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著者

著者:田村由美

あらすじ・概要

【全エピソード作者自選! 豪華608ページの大ボリューム! 本誌掲載時のカラー収録!】十色商事に勤める青木と緑川。赤と黄と桃色さえ揃えば…と願う青木の前に、NY帰りのオレ様男子・赤木が現れた――! 『ミステリと言う勿れ』で大人気の田村由美による、華麗なる「色」コメディ傑作選。感動の読みきり『空に続く青』を新たに41ページ収録。

カバー 1
#1 最も純粋で最も考え深い人は色彩を最も愛する人々である。(J・ラスキン) 3
#2 人間だけが赤面できる動物である。あるいは、そうする必要のある動物である。(マーク・トウェイン) 12
#3 青春は何もかも実験である。(ロバート・ルイス・スティーヴンソン) 20
#4 二人は昼も夜も聖書を読んだ。だが私が白と読んだところを、あなたは黒と読んだ。(ウィリアム・ブレイク) 28
#5 眼のまえにいかなる黒雲がうずまいていようとも、全人類のうえによりよき世界が年一年、早足でちかづきつつあることに寸毫のうたがいもない。(河上肇) 36
#6 青春時代にさまざまな愚かさを持たなかった人間は、中年になってなんらの力も持たないだろう。(ジョン・チャートン・コリンズ) 46
#7 恋の灯は時として友情の灰を残す。(アンリ・ド・レニエ) 54
#8 誤りを犯さなければ、人生は非常に面白いものである。(ジョルジュ・カルパンティエ) 62
#9 暗黒の日も明日まで永らえたならば過ぎ去るであろう。(ウィリアム・クーパー) 70
#10 ひそかに善行をしなさい。それが評判になるならば赤面しなさい。(アレキサンダー・ポープ) 86
#11 親切は社会を結びつけている黄金の鎖である。(ドイツの諺) 94
#12 笑いなき人生は、物憂き空白なり。(ウィリアム・メイクピース・サッカレー) 102
#13 青春は狂気と燃ゆる熱の時代である。(フランソワ・フェヌロン) 116
#14 青春は単なる人生の花盛りではなく、来るべき結実の秋への準備の季節である。(竹越与三郎) 124
#15 青春にはあらゆる可能性が秘められている──(大町桂月) 133
#16 青春期を何もしないで過ごすよりは、青春期を浪費する方がましである。(ジョルジュ・クルトリーヌ) 147
#17 自分自身の道を迷って歩いている子供や青年の方が、他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う。(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ) 162
#18 青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ) 170
#19 登山の目標は山頂と決まっている。しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。(吉川英治) 179
#20 災難は人間の真の試金石である。(ジョン・フレッチャー) 195
#21 人生は、片手に幸福の黄金の冠を持ち、片手に苦痛の鉄の冠を持っている。人生に愛されたものは、この二つの冠を同時に渡されるのだ。(エレン・ケイ) 212
#22 男と交際しない女は次第に色褪せる。女と交際しない男は次第に阿呆になる。(アントン・チェーホフ) 220
#23 結婚は顔を赤くするほど嬉しいものでもなければ恥ずかしいものでもないよ。(夏目漱石) 228
#24 兄弟は金銭よりも尊いものである。金銭は自分が保護しなければならないが、兄弟は自分を保護してくれるものである。金銭は感情のないものであるが、兄弟は同情のあるものである。(ソクラテス) 236
#25 人生最高の価値は知識にあらず、黄金にあらず、名誉にあらず、ただ一個の善人たるにあり。(綱島梁川) 244
#26 朝に紅顔あって夕べに白骨となる。(蓮如上人「御文章」より 252
#27 知りたることを人に教えざるは、借りたる金を返さざるがごとし。(石川理紀之助) 260
#28 白刃踏む可し(日本の諺より) 268
#29 青年たちは判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事をするよりも新しい企てに適している。(フランシス・ベーコン) 277
#30 虹も十五分も出ていると、誰も眺めない。(ゲーテ) 288
#31 最上の金属は鉄、最上の植物は小麦、最悪の動物は人間である。(トーマス・フラー) 296
#32 人間らしくしていては金持ちにはなれぬ(佐久間象山) 304
#33 物事を鋭く感じ、理解や判断が早い者。それに加えて勤勉な者には、いたるところに金貨が落ちているもの。(セシル・ジョン・ローズ) 312
#34 黒甜郷裡(四字熟語) 322
#35 銀も金も玉も何せむに勝れる宝 子に及かめやも(山上憶良) 330
#36 青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ。(倉田百三) 338
#37 ラブレター…青年は急いで読み、壮年はゆっくり読み、老人は読みなおす。(アンドレ・プレヴォ) 346
#38 青年は老人を阿呆だというが、老人も青年を阿呆だと思っている。(ジョージ・チャップマン) 354
#39 分け入っても分け入っても青い山(種田山頭火) 362
#40 紅灯緑酒(四字熟語) 370
#41 青年の失敗こそは、彼の成功の尺度である(ヘルムート・モルトケ) 378
#42 青梅竹馬(中国の言葉) 388
#43 人を愛する者は、なにがあっても自分を不幸だと思ってはいけない。報われない愛でさえ虹をもっているのだから(ジェームス・マシュー・バリー) 396
#44 青年よ、青年よ、つねに正義とともにあれ。もし正義の観念が汝のうちで薄れるようなことがあれば、汝はあらゆる危険におちいるだろう。(エミール・ゾラ) 404
#45 自分に合った仕事に就いている時は、豊かな庭に色づいた花が咲くように、楽しみが仕事から生まれる。(ジョン・ラスキン) 422
#46 美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。(フィンセント・ファン・ゴッホ) 430
#47 謙遜は青年を飾る。(フランツ・グリルパルツァー) 438
#48 我々人間の特色は、神の決して犯さない過失を犯すということである。(芥川龍之介) 446
#49 チャンスという黄金の瞬間を利用すること、そして手の届くところにあるよきものをつかまえることは、人生の偉大なる技術だ。(ウィリアム・ジェームズ) 454
#50 人間はカメレオンだ。その天性、法則によって、終始行く場所の色をおびる。(マーク・トウェイン) 462
#51 恋は不思議な眼鏡をかけている。銅を黄金に、貧しさを豊かさに変えて見せるような眼鏡をかけている。(ミゲル・デ・セルバンテス) 470
#52 人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう。(ガイウス・ユリウス・カエサル) 478
#53 悲しみは雷雲に似ている。遠方からみればそれは真黒であり、頭上にくればほとんど灰色である。(ジャン・パウル) 486
#54 決して人に向かって、顔色が悪いねなどと言ってはならない。(エミール・オーギュスト・シャルティエ(アラン)) 494
#55 画家は灰色を使って、色白の美女を描くことができる。(ウジェーヌ・ドラクロワ) 502
#56 人間は誰でもみんな、灰色の魂を持っている。だから、ちょっと紅をさしたがるのさ。(マキシム・ゴーリキー「どん底」より) 510
#57 ピンク色のレンズの眼鏡をかけている人は、世界がピンク色だと勘違いをしている。自分が眼鏡をかけていることに気づいていないのだ。(アルフレッド・アドラー) 518
#58 色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず。(夏目漱石『虞美人草』より) 526
#59 私は学問そのもののために研究するのだ。金を儲けるためにするのではない。(ルイ・パスツール) 534
#60 あらゆる理論は灰色で、緑なのは生命の黄金の樹だ。(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ「ファウスト」より) 542
#61 乱世の時こそ、多くの書を読み、詩をつくり、古書を覚え、文字をたしなめ。それが、誠に通じる大事な道である。(黒田孝高/黒田官兵衛/黒田如水) 550
#62 自分に合った仕事に就いている時は、豊かな庭に色づいた花が咲くように、楽しみが仕事から生まれる。(ジョン・ラスキン) 558
空に続く青 567
奥付 608